ニューヨークのアップルストアでも行列が市街の一区画を取り巻くほど長蛇の列となっている。また西海岸のサンフランシスコでも29日に入って、125人もの人々がアップルストア前に行列をなしている。
アップルは今回販売開始されるiPhoneを、同社デジタル音楽プレーヤ「iPod」、MacPCと共に三大収益源とする戦略を立てている。iPhoneはタッチスクリーン上でインターネットウェブサーフィンなどさまざまなことができる革命的な携帯電話として注目されている。
米ペンシルバニア州最大都市フィラデルフィア市長のJohn F. Street氏もアップル提携社AT&T販売店前でiPhone購入のために行列をなしており、22歳の通りすがりの青年から「一日200件もの殺人事件が生じているのにどうしてこんなことをしていられるのか?」と問われた。これに対しStreet市長は、「これも仕事の一環だ」と答え、その後代理人と入れ替わり、その場を去ったという。Street市長は新しい技術が好きで、iPhone購入によって、同氏は仕事場以外でも仕事がはかどることを期待しているという。
iPhoneは当初販売予定日を延期していたために、その性能に多くの期待が寄せられている。
アップルは2008年までに世界中で1,000万台のiPhoneを販売し、世界携帯電話市場で1%のシェア獲得することを目標にしている。欧州では今年末までに、アジアでは2008年から販売開始される予定である。
iPhone販売価格は4ギガバイトモデルが499ドル、8ギガバイトモデルが599ドルからとなっている。契約期間は最低2年から、月59.99ドルで米AT&T社から独占的にサービス提供される。
米ウォール街アナリストらの一部は、アップルiPhoneは今後2年間で4,500万台もの販売台数を記録するだろうと予測している。しかし、米Enderle Group産業アナリストのRob Enderle氏はiPhoneに警戒を示しており、「何でも最初の製品には何かしら欠陥があるものだ。より多くの人がiPhone販売開始に合わせて同製品を購入することで、欠陥があった場合より明るみに出される危険がある。実際使ってみないと製品の問題はわからない。今後数千万台売れるかどうかはまだ不明である」と分析している。
今後アップルは携帯電話業界で、ノキア、モトローラといった世界携帯電話大手と競合することになる。
アップルは販売開始日に合わせてどれだけのiPhoneが出荷されるかは公開していないが、アナリストらはおそらく来週中にも売り切れとなると予測している。
ソニー(NB100)
2007年9月中間期の決算で過去最高の売上高と純利益を達成したソニー。ハワード・ストリンガー会長兼CEO(最高経営責任者) が2008年3月期に“公約”として掲げる「営業利益率5%の目標は、十分達成が可能だ」と、大根田伸行CFO(最高財務責任者)はこう自信を見せた。